鹿(しか)柄の着物は秋に着よう

鹿柄の着物の季節は秋

鹿(しか)柄の着物は秋に着よう
鹿が描かれた着物はに着るのがおすすめです。

鹿柄の着物の意味

鹿は中国では鹿は長寿の仙獣とされ、鹿の角は不老長寿の霊薬だと考えられてきました。
日本でも銅鐸に描かれるなど古くから信仰の対象となっており、現在も奈良の春日大社、広島の厳島神社では神の使いである神鹿しんろくとして大切にされています。

着物の柄としては、鹿は紅葉、秋草などのモチーフと組み合わせて用いられる柄です。

小倉百人一首においても鹿は「秋のもの悲しさ」とともに歌われています。

奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声きくときぞ秋はかなしき

歌意:奥山で散った紅葉をふみわけて鳴く鹿の声を聞くと、秋はとくにもの悲しく感じる

鹿と組み合わせることの多い着物の柄

萩は別名「鹿鳴草ろくめいそう」ともいい、萩と鹿の取り合わせは古くから歌に詠まれています。


紅葉柄の着物は秋・通年に着よう
紅葉柄の着物は秋・通年に着よう

紅葉柄の着物の季節は秋・通年 紅葉は見頃となるのは11月末頃ですが、季節を先取りして葉が色づく前の秋に着るのがおすすめです。 紅葉は流水と組み合わせて表現されることが多く、その柄の組み合わせは竜田川と ...

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月柄の着物は通年・秋に着よう
月柄の着物は秋・通年に着よう

月柄の着物の季節は秋・通年 月をデザイン化した柄は通年着ることができます。 秋草、うさぎと共に描かれた月の場合は、中秋の名月の頃である8月後半から9月が似合います。 月柄の着物の意味 月と太陽は信仰の ...

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秋草(あきくさ)柄の着物は夏に着よう
秋草(あきくさ)柄の着物は夏・秋に着よう

秋の七草は桔梗、萩、女郎花、撫子、葛、すすき、藤袴です。 秋の野原に咲く草花がともに描かれている柄を「秋草文様」といいます。 秋よりも夏の着物や帯に涼しさを先取りして用いることが多いです。 寄り添うよ ...

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鹿に関連する着物の柄


有栖川(ありすがわ)の柄の着物は通年に着よう
有栖川(ありすがわ)の柄の着物は通年に着よう

有栖川の柄の着物の季節は通年 有栖川の柄の着物は通年着ることができます。 有栖川の柄の着物の意味 有栖川とは、廃絶した宮家が所有していた名物裂に由来する柄です。 有栖川裂は数十種類あり、鈍い色合いの多 ...

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鹿柄の着物の関連商品

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中嶋あや

東京女子大学・日本文学科卒業。 わたし自身、着物を着るときに「この柄、今の季節に着ていいの?」という悩みがありました。 そこで疑問に答える「着物の柄」サイトを作りました。 →管理人の詳しい紹介

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