柳柄の着物は夏・通年に着よう

柳柄の着物の季節は夏・通年


柳がともに描かれた場合はに着るのがおすすめです。

和歌では春の情景として詠まれることの多い柳ですが、着物の柄としては橋、水と組み合わされるためによく用いられます。

とともに描かれた場合はとともに描かれた場合はに着ましょう。

柳柄の着物の意味

柳は挿し木で増えるほど強い生命力を持つことからおめでたい植物とされてきました。

中国ではその生命力にちなみ魔除けの意味を込めて、旅立つ人に柳の枝を手折って贈る風習があったそうです。

日本では邪気を払う植物として信仰の対象となり、境界の目印として町外れや村境に植えられました。

柳の種類としては、特に枝垂れ柳が文様として多く用いられています。

日本では、柳はなよやかで優美な姿をしていることから歌や絵のモチーフとして人気があります。

柳の葉が風になびく様子は涼しげで、水とともに描かれることが多い柄です。

柳と組み合わせることの多い着物の柄

柳は蹴鞠との組み合わせが多く「柳に蹴鞠」という文様になっています。


柳に雪が降り積もった様子は「雪持ち柳」といい、雪とともに描かれることの多い柄です。
雪柄の着物は冬・夏・通年に着よう
雪柄の着物は冬・夏・通年に着よう

雪柄の着物の季節は冬・夏・通年 雪は冬の季節感を表しますが、夏でも「涼しさ」のモチーフとして用いられます。 雪がデザイン化されている場合や、総柄の場合は通年着ることができます。 南天など冬の草花に雪が ...

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桃山時代の「柳橋水車図」という屏風絵の人気にあやかり、柳と橋の組み合わせの柄があります。
橋の着物の柄の画像
橋(はし)柄の着物は通年に着よう

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籠目(かごめ)柄の着物は夏・通年に着よう
籠目(かごめ)柄の着物は夏・通年に着よう

籠目柄の着物の季節は夏・通年 籠目柄が水辺の景色とともに用いられている場合は夏に着ましょう。 網目がデザイン化されている柄は通年着ることができます。 籠目柄の着物の意味 籠目は単純に編まれた竹籠の網目 ...

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蛙(かえる)の画像
蛙(かえる)柄の着物は春に着よう

蛙柄の着物の季節は春 蛙が写実的・単独で用いられた着物は春に着ましょう。 鳥獣戯画の蛙のようにデザイン化された柄は通年着ることができます。 蛙柄の着物の意味 蛙は、春のモチーフとして写実的に描かれるこ ...

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燕(つばめ)柄の着物は春に着よう
燕(つばめ)柄の着物は春に着よう

燕柄の着物の季節は春 燕が写実的・単独で用いられた着物は春、初夏までに着ましょう。 単衣(6月に着る裏地がない着物)の柄としてよく用いられます。 燕柄の着物の意味 燕は艶のある黒い翼と胸部の白の配色、 ...

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鷺の画像
鷺(さぎ)柄の着物は通年に着よう

鷺柄の着物の季節は通年 鷺の着物は通年着ることができます。 鷺が水辺の景色とともに涼しげに描かれた単衣の着物は季節に沿って着ましょう。 鷺が雪と描かれた場合は、冬に着ましょう。 鷺柄の着物の意味 鷺は ...

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渦巻き(うずまき)柄の着物は通年に着よう
水(みず)の着物の柄

水に関連する着物の柄

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流水の着物の柄の画像
流水柄の着物は夏・通年に着よう

流水柄の着物の季節は夏・通年 流水が単独で描かれた場合は、夏に着るのが涼しげです。 流水は春の桜、秋の紅葉など季節感のある草花と描かれている場合が多いので、その場合はモチーフに合わせた季節に着るように ...

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桜の画像
桜柄の着物は春・通年に着よう

桜柄の着物の季節は春・通年 桜が咲くのは3月~5月です。 桜が写実的、かつ単独で描かれている場合は桜が咲く季節を先取りして3月~4月までに着るのがおすすめです。 デザイン化されていたり、紅葉、楓、菊な ...

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梅の着物は冬・正月・通年に着よう
梅柄の着物は冬・正月・通年に着よう

梅柄の着物の季節は冬・正月・通年 梅が咲くのは1月~3月です。 梅が写実的、かつ単独で描かれている場合は正月から立春の頃(1月1日~2月4日頃)までに着るのがおすすめです。 梅がデザイン化されている場 ...

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蛇籠の着物の柄の画像
蛇籠(じゃかご)柄の着物は夏・通年に着よう

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着物の柄に用いられる植物を一覧で紹介します。 基本的に、花だけがデザイン化された柄は通年、花とともに茎や葉が描かれた写実的な植物の柄は季節に沿って着るのがおすすめです。 植物の着物の柄一覧

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中嶋あや

東京女子大学・日本文学科卒業。 わたし自身、着物を着るときに「この柄、今の季節に着ていいの?」という悩みがありました。 そこで疑問に答える「着物の柄」サイトを作りました。 →管理人の詳しい紹介

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