桃柄の着物の季節は通年
桃はおめでたい柄として通年着ることができます。
桃柄の着物の意味
中国では西王母が桃の見を食べて三千年の齢をのばしたといわれる伝説に由来します。
そのため桃は長寿を象徴する吉祥文様の1つとなっています。
ほかにも桃太郎の話に表現されるように幸運、必勝の果実としても知られています。
また「古事記」にはイザナギノミコトが黄泉の国から戻ってくるときに、あの世とこの世を隔てる境に実っていたのが桃だと書かれていることから、蘇生の意味もあります。
また桃の木には邪気を祓う力があると信じられていました。
奈良時代から伝わる宮中の大晦日の行事・追儺の節会で射る弓は桃の木で作られています。
桃文様は能装束や陶器の柄として用いられますが、一般的な着物の柄として用いられることは少ないようです。
桃に関連する着物の柄
着物の柄に用いられる植物を一覧で紹介します。 基本的に、花だけがデザイン化された柄は通年、花とともに茎や葉が描かれた写実的な植物の柄は季節に沿って着るのがおすすめです。 植物の着物の柄一覧 続きを見る 続きを見る
植物の着物の柄
おめでたい着物の柄