橘柄の着物の季節は冬・正月・通年
おめでたい柄である橘は、果実をデザイン化している場合通年着ることができます。
写実的に描かれた橘の柄はあまり例がありません。
橘柄の着物の意味
橘は長寿を象徴する、縁起のよい木です。
ちなみに蜜柑(みかん)の仲間一種で、鏡餅の一番上に乗せられている蜜柑は橘を表しています。
また京都御所・紫宸殿(ししんでん)の右近の橘も有名です。
橘は果実だけではなく、花がともに描かれます。
橘は不思議な力を持っており「常世の国(とこよのくに)=不老不死の理想郷」に生える木、という信仰があるためです。
そのため「常世花」という別名もあります。
日本書紀に垂仁天皇の命をうけて田道間守が常世の国を探し求めて霊薬である非時香菓を持ち帰りました。
それが橘の実だったといわれています。
着物のおめでたい柄である吉祥文様の多くは中国から伝わったものですが、橘は日本で生まれた数少ない吉祥文様の1つです。
橘と組み合わせることの多い着物の柄
橘と高貴な花である桐の組み合わせは典型的な吉祥文様です。 立涌柄の着物の季節は通年 立涌の着物はおめでたい柄として通年着ることができます。 立涌柄の着物の意味 立涌はふくらみとへこみが交互に連続する文様で、池や沼から水蒸気が立ち上る様子をデザイン化したものだ ... 続きを見る 桐柄の着物の季節は通年 桐の着物はおめでたい柄として通年着ることができます。 桐柄の着物の意味 桐は天界に生息する瑞祥樹のひとつとされ、鳳凰が梧桐の木に棲み、竹の実を食べるといわれてきました。 善政君 ... 続きを見る 唐草柄の着物の季節は通年 唐草の着物は通年着ることができるため初心者にもおすすめの柄です。 唐草柄の着物の意味 唐草は曲線を描いた葉と蔓が絡み合った様子を描いた柄です。 唐草はどこまでも蔓が伸びる様子 ... 続きを見る
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唐草(からくさ)柄の着物は通年に着よう
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