格子柄の着物の季節は通年
格子柄の着物は通年着ることができます。
格子柄の着物の意味
格子は、建物の格子戸に見た目が似ていることに由来します。
格子の太さやパターンによって名前がついています。
格子の名前には、歌舞伎にちなんだ名前が多くつけられています。
弁慶格子(べんけいごうし)
一般的に太い幅の格子模様を弁慶格子といいます。
碁盤の目に交差させたその幅の太さが1センチ以上あるものをいいます。
また歌舞伎で弁慶が着ている翁格子も弁慶格子ということがあります。
翁格子(おきなごうし)
大きな格子の中に、小さな格子が入っています。
翁が大勢の孫を持っていることになぞらえた柄です。
子孫繁栄の意味があるおめでたい柄で、主に男性や子どもの着物に用いられてきました。
子持ち格子
太い縞の横に細い縞を並べた柄のことです。
別名「童子格子」ともいいます。
微塵格子(みじんごうし)
非常に目が細かい格子柄のことです。
三筋格子(みすじごうし)
細い縞3本を1組として一定の間隔で並べた縞柄のことを三筋縞といいます。
この三筋縞を縦横にした格子柄を三筋格子とよびます。
男女ともに用いられる柄です。
子持ち弁慶格子
弁慶格子の横に細い縞が並んでいる柄です。
細い縞がまるで子どものように見えることからこの名前がつきました。
菊五郎格子(きくごろうごうし)
歌舞伎役者3代目尾上菊五郎が舞台で着たのが始まりだといわれています。
四本縞と五本縞の格子の中に「キ」と「呂」を置いて「キ九五呂」と読ませた判じものの柄です。
ゆかたなどに用いられています。
碁盤格子(ごばんごうし)
碁盤の目のように縦横が同じ幅の格子柄です。
弁慶格子に比べて縞の幅が細いのが特徴です。
味噌濾格子(みそこしごうし)
細い格子柄の中に、ところどころ太い格子が入っている柄のことです。
竹で編んだ味噌漉の形に似ていることからこの名前がつきました。
六弥太格子(ろくやたごうし)
8代目市川團十郎が「一ノ谷武者画土産」の岡部六弥太を演じた際に用いた裃の縞柄の名前です。
三枡繋ぎの格子柄です。
手ぬぐいや浴衣の柄として流行し、現在も用いられています。
中村格子(なかむらごうし)
三本筋の格子の中に「中」と「ら」を入れて「中六ら(中村)」と読ませた判じものの柄です。
中村勘三郎の格子柄です。
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