東京キモノショー2019に出かけてきました。
「毎年ゴールデンウィークに開催される、日本最大級の着物イベント」ということでかなり期待して行ったのですが、こじんまりとした「内輪向けの文化祭」感があって、正直に言ってあまり楽しめませんでした。
まず入口が分かりづらく、売店のまわりでウロウロしてしまいました。
入ったらいきなり着物のディスプレイがあり、その奥に舞台という配置でした。
限りあるスペースの関係でしょうが、美術館のように順序だてて構成してあるともっと分かりやすかったのではないかと思います。
着物と帯の組み合わせの展示も、華美すぎるというかゴテゴテして見える組み合わせが多く、個人的に好みだと思えるものは少なかったです。
東京キモノショー2019の会場の様子
会場にズラッと並んだ着物はなかなかに見応えがありました。
中には触ってもOKな着物がありました。(横のパネルに掲示)
東京キモノショー2019の着物と帯
青海波の着物に、珊瑚の赤い帯が印象的でした。
こちらは半襟を大きく出した粋な着こなしでした。
歌舞伎を見に行くのにピッタリの着物ですね。
東京キモノショー2019の十二単の展示
東京キモノショー2019の舞台
娘を連れていたためゆっくりと舞台の鑑賞はできませんでしたが、こども歌舞伎は衣装も素敵で、とても上手でした。
東京キモノショー2019感想まとめ
わたしの感性が古いのか、あまり自分が「着てみたい」と思える着物が展示されておらず残念でした。
また展示された着物のパネルには着物の生地については記述があるものの、着物に用いられた文様の意味や由来、着物と帯の文様の組み合わせについて言及されている展示は少なかったように感じました。
パネルの文字数の関係だとは思いますが……。
会場には着物をお召しの女性が多く、それぞれの着こなしを見るのは楽しかったです。
もちろん洋服での来場でもまったく問題ありません。
わたしも洋服で気軽に行きました!
次回の展示に期待します。