葦柄の着物の季節は夏
葦は水辺の景色として描かれるため夏に着るのがおすすめです。
秋の渡り鳥である雁とともに描かれた場合は秋に着ることができます。
葦柄の着物の意味
葦は水辺に生えるすすきに似た植物です。
葦は音が「悪し(あし)」と同じことから縁起をかついで「良し(よし)」ともよばれてきました。
江戸時代の吉原遊廓(よしわらゆうかく)の語源は諸説ありますが、葦(あし)が茂る湿地帯だったところを転じて吉(よし)というようになったという説もあります。
葦原中国(あしはらのなかつくに)という古名もあることから、いかに葦が身近な植物であったかがわかります。
水鳥とともに水辺の風景の一部として描かれることの多い柄です。
葦と組み合わせることの多い着物の柄
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